開業する事を目指している人であっても、一度は司法書士の実務経験を求めて就職する人は非常に多い様です。資格を取っていきなり開業すると、他の人はどの様に仕事をしているのかという事を知らないまま開業する事になります。
開業してしまうと、近くに教えてもらう人がいなくなってしまいます。そのため、できるだけ自信を付けるために就職する人もいます。
また一件の事務所だけではなくて、複数の事務所を転々として、いろんな仕事のやり方を勉強する人もいます。実務経験は司法書士として開業する人にとって、とても貴重なものになる場合もあります。
学べる間にできるだけいろんな事を吸収しておきたいですね。
借金の相続を司法書士に相談
相続といえばプラスの物をイメージする人が多いですが、実際には借金というマイナスの相続もあります。これには要注意です。借金をしている人が死亡すると、相続人が完済する必要があります。
しかし、司法書士に相談するなどして、相続放棄を行うとその必要はなくなります。ですので、借金をしている身内が死亡した場合にはすぐにマイナスの相続の有無を確認し、もし発見されたら司法書士の元を訪れたいですね。
しかし、司法書士が担当できるのは一定金額以下ですので、あまりにも多額の借金は司法書士ではなく弁護士を必要とするケースもあります。手続きできる期間も問題があるため、早く司法書士の元を訪れる事をおすすめします。
国家資格であり仕事内容が決められている司法書士
国家資格を取得しないと、できない仕事もあります。
その場合には、資格を持っている人が扱う事ができる仕事内容に関しては定められています。医師免許がない人が医療行為に該当する事は行う事ができないというのと同じ事です。爪を切るのも医療行為に当たると言われていますので、医師免許や看護師免許がないと仕事として行う事はできないと言われています。
司法書士も国家資格です。国家資格がない人が仕事を行う事は禁止されています。どこまでが司法書士の仕事であるのかという事を把握しておきたいですね。
彼らは法律を扱う専門家の中でも特に国民に身近な存在です。仕事内容が分かっていれば、誰に相談したらいいかわからない、という事はないでしょう。